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サルとシロ

Author:サルとシロ
嵐(とくに松潤)ファンのサルと、フィギュアスケーター浅田真央選手ファンのシロが、2人で管理する姉妹ブログです。

初めましての方は、“こちら”に簡単な自己紹介とコメントに関するお願いが書いてありますので、読んで頂けると嬉しいです。

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金メダルは誰のもの?inソルトレイク ~シロ~

<シロの今の気分を○○で表現するコーナー、マンガ編>
「つまり…くさい臭いは源から絶たなきゃだめ…」
(新谷かおる「砂の薔薇」復刻版1巻File3“白い皇帝”より、マンバを仕留める真理子・ローズバンク)


ブログ開始当初にも触れたのですが、実はシロがフィギュアスケートで一番好きな種目はペアだったりします。
スケート技術にあまり詳しくなくても、それほど上位選手の演技じゃなくてもリフトとかスロージャンプとか見所いっぱいで、アイスショーなどで間近で観ると、とにかく派手で楽しいんですよね。今は真央ちゃん一筋で男女シングルばかり観ているので、最近のペア事情はあまり知らないのですが、今回は、そんなペアにまつわるシロの勝手な憶測を書きたいと思います。
昔からのスケートファンの方の間ではすでに散々語りつくされた内容だと思いますし、とても長文になってしまったのですが、良ければお付き合い下さると嬉しいです。


シロが一番好きなペアは長野五輪銀メダル、ソルトレイクシティ五輪金メダルのエレナ・ベレズナヤ&アントン・シハルリドゼ組です。
ベレズナヤ選手といえば、前パートナーとの練習中に誤ってエッジが頭部に突き刺さり、一時言語障害に陥るほどの大怪我を乗り越えて復活した選手ですよね。シハルリドゼ選手もソルトレイク前にエレナのエッジが腕に刺さってしまったり、多くの選手がそうであるように、彼らもまた想像を絶する困難を乗り越えて栄光を勝ち取ったアスリートです。

けれど非常に残念なことに、このペアが金メダルを得たソルトレイクシティ五輪こそ、新採点方式の導入のきっかけとなった不正採点疑惑報じられた大会なんですよね。
だいぶ年月も経っているので改めて簡単なあらましを説明します。
2002年ソルトレイクシティ五輪フィギュアスケートペア競技で、当時金メダル争いをしていたロシアペア(ベレズナヤ&シハルリドゼ組)とカナダペア(サレー&ペルティエ組)の演技において、カナダペアはSPで最後の決めポーズで転倒し2位になるもFSでノーミスの演技をし、SPノーミスで1位だったロシアペアがFSで男性がわずかなミス(2Aをステップアウト)をする。微妙な判定の結果は5対4でロシアペアが優勝。その後ロシアに1位をつけたフランスジャッジが「連盟から圧力があった」とジャッジスミーティングで証言し、ISUチンクアンタ会長はフランスジャッジの資格を停止、採点を無効にして4対4の同点としてカナダペアに2つ目の金メダルを授与した。という事件です。

正直なところ、私は当時からこの疑惑には懐疑的で、互いの演技終了直後の当時の感想を率直にいえば、“わずかなミスを吹き飛ばすくらい金メダルにふさわしい演技だったけど北米の五輪だから地元上げみたいな感じでサレー&ペルティエが優勝してしまうかも…。”という感じでハラハラ観ていましたが、採点結果はベレズナヤ&シハルリドゼの優勝。
「グッジョブ審判!」と大興奮でした。
ところが、人々の噂よりもはるかに早く不正採点疑惑が報じられ、とんとん拍子に金メダル2つというやり直しの表彰式へ。そして新採点方式の導入へと進んでいったのでした。

当初の報道では「アイスダンスのフランスペアをロシアペアに勝たせることを条件にフランス審判が不正した」という内容ですが、その後わずかですが「カナダから圧力があった」という報道もあります。また渦中のフランスジャッジは帰国すると一貫して「良心に従ってロシアに投票した」と主張しています。
すでに9年も前のことですが、未だにもやもやとしたものが残っているのも事実です。
上記の通り私はロシア優勝の採点に何ら違和感を抱かず、また応援もしていたので、そういった目線で、ネットや田村明子著「表情の光と影」の情報を基にある仮説を立ててみました。
当時の関係者には大変不名誉な仮説なので、素人の妄想だと受け取ってくれればいいかなと思います。

ロシアペアは長野五輪でも金メダル争いをしたトップ選手、対してカナダペアは99-00シーズンGPSスケートアメリカでの優勝を皮切りにベレズナヤ&シハルリドゼのライバルに躍り出ます。2001年の世界選手権(バンクーバー)でロシアペアは傑作と讃えられるプログラム(チャップリン)をノーミスで滑りきりますが、ミスをしたカナダペアに負けてしまいます。
カナダペアは五輪シーズン、ローリー・ニコルが与えたプログラムは難易度が高すぎて滑りこなせず、滑りやすさを優先して結局99-00シーズンの「ある愛の詩」を修正したもので五輪に挑むことになります。対してロシアペアは前年のプログラムで世界選手権を制覇出来なかったことを受けて、タマラコーチは更に難易度の高いプログラム「タイスの瞑想曲」を与えます。カナダペアは00-01GPSフランス大会はロシアペアに破れたもののGPF二連覇を果たし、五輪シーズンは1位を獲得しつづけたままソルトレイクシティを迎えます。
ここからは私の勝手な憶測です。
当時はロビー活動が非常に活発だったそうです。この“ロビー活動”がいつから始まるのかはわかりませんが、おそらく、その過熱していく活動の中でカナダが勝利したのではないかと思います。けれどロシアも大どんでん返しを仕掛けたのではないのでしょうか。2001年に9・11テロがあり、ソルトレイクシティ五輪は他競技でも北米選手の優遇が指摘され、ブッシュ大統領の開会宣言が五輪憲章に違反するなどした大会です。その中で渦中のフランスジャッジだけが、「良心に従った」というのはにわかに信じ難いというのが正直なところです。フランスジャッジは連盟から“ロビー活動でロシアが勝った”と聞いていたのではないかと思うのです。そして微妙な判定の中でロシアペアに軍配を上げたところ、FSノーミスならば勝利だと確信していた北米関係者に詰め寄られてしまった。“約束が違うじゃないか”と。そんなところではないでしょうか。
カナダのみが不正をしたとするには、何が何でも金を獲ろうとしていたとしても前例のない、賭けに近い強引な手法だといえますし、渦中のフランスジャッジはとても神経質な人だった(「氷上の光と影」より)というのが気になります。そんな人が北米五輪の微妙な判定の中で堂々とロシアに入れられるとも思えません。もし本当にそうだったとしたら翌日に「圧力を認めた」というのはあまりに不可解過ぎ、証言が二転三転した神経質なフランスジャッジは状況が把握できず混乱状態に陥ったと見るのが一番しっくりくるような気がします。
実際にその場で本当に公正に採点していたらどうなっていたかは今をもって闇の中ですが、後からじっくりと見返せば、
「最初の印象は、カナダかな、と思いました。でもその後何度かビデオで見ると、ロシアペアは非常に難易度の高い、密度の濃いプログラムを滑っている。それに比べると、カナダのプログラムは五輪用としては物足りないと思った」
(田村明子著「氷上の光と影」より、佐藤有香の発言)
とあるように、元々スケートの質の高いロシアペアのプログラムの方が難易度も高いため、フランスジャッジは後に「圧力はなく、良心に従って公正な採点をした」と正式文書で主張できたのではないかと思います。
というわけでこの事件は、不正な約束事が不正に反故にされたので大問題になった事件なのだろうと私は捉えています。

少なくともこの頃は、素人目には判別つかない僅差の中でのあれこれだったのかな、とは思いますが、この事件によってISUは何を得て、何を失ったのでしょう。
「カナダに金メダルを出さなければ、誰かが殺されていたでしょう。」
と云われるこの事件を経て、今では不可解な採点であればあるほど押し黙ってしまう、不思議な現象が起きています。

どちらにしても、この時のベレズナヤ&シハルリドゼのFS「タイスの瞑想曲」は本当に素晴らしい演技だった、ということは間違いないと思います。
シロの中では「タイス…」といえばこのペア!というくらい大好きなプログラムです。
オペラ「タイス」の中で娼婦タイスが改心していく様子が描かれるのがこの「瞑想曲」なのですが、“指先まで神経の行き届いた”流麗な動きとエレナの柔軟性、現在、過去、未来へと移り変わる心情を完璧なユニゾンで表現した、まさにこのペアの集大成の演技なのではないでしょうか。

結局のところ、手にしたメダルの真の価値とは、自らの手でそれを勝ち取る力を持った競技者にしか知り得ない特別な権利なのだと、映像に残されたメダリストたちの素晴らしい演技を観るたびに、シロはそう思うのでした。



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THEME:フィギュアスケート | GENRE:スポーツ |
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